さまざまな理由で、あなたが空き家の所有者(管理者)に。どうしよう!とお悩みの方へ

平成26年(2014年)に公布され、翌年施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」では、空き家の所有者または管理者は、空き家の適切な管理に努めるよう規定されています。
当社では空き家管理活用マイスター資格を取得しておりますので、空き家をどうしたらいいか、安心してご相談をしていただけます。

空き家になる理由

空き家になる理由

  • 相続 ・・・ 一人暮らしをしていた親が亡くなり、実家を相続。
  • 同居 ・・・ 両親が高齢となり子供であるあなたと同居
  • 転勤 ・・・ 転勤になり家族と引っ越すが、いずれ戻ってくる
  • 未定 ・・・ 長期の入院や施設への入所で帰る予定を立てられない
  • 遠方 ・・・ 相続したものの遠方のため管理ができない
・・・など。

空き家の現状

和歌山県における空き家数は約8.6万戸、空き家率は18.1%で全国3位(平成25年度)です。
年々その数は増加しています。

空き家が生む問題

空き家が生む問題

  • 倒壊 ・・・ 近隣・通行人への被害 原因 自然災害など
    • 屋根や外壁が破損して近隣家屋を壊すかもしれない
    • 建物や塀が通行人へ倒れる恐れがある
  • 環境 ・・・ 不衛生・生活環境の悪化
    • 敷地内のゴミ、ゴキブリや白アリなどの害虫やネズミなどの害獣の発生、そのフンや汚物などが放置される
    • 窓ガラスが割れる・網戸がこわれる
    • 立木の枝が道路にはみだす、雑草が生い茂る
  • 不審 ・・・ 不審者がうろつく
    • 窓ガラスが割られ、侵入される
    • 放火されやすい環境

放っておくと、地域の活力が衰えるばかりか、いろいろなリスクが発生します

                       

空き家等対策の特別措置法に基づく市町村による指導対象 ⇒ 勧告⇒ 固定資産税等の税負担が増加の可能性や、
維持管理費・改修コストの増加、空き家にしておいたことで起こった事故や災害等が起きた時、損害賠償請求が発生することもあります。

空き家を放置しておくと建物の状態が悪化し、いざ住むとなった時に改修費用がかさむ場合があります。
人が住まない住宅は早く傷みます。定期的に窓を開け換気をしたり、水道・電気・ガスまどを使うことで不具合にも気づきやすくなります。

空き家を放っておくとかえってお金がかかることもあります。定期的に管理するか賃貸するかしっかり考えましょう。

空き家になる前に

今まで考えたこともなかった! いつ、だれにでも起こり得る可能性がある

1登記が前の所有者名義のままになっていませんか?

先祖のままになっていると相続権を持つ人が多数になる場合もあります。
空き家の売却・徐却する場合、その相続人全員の承諾が、また賃貸の場合も一定の相続人への承諾が必要になります。
はやめの名義確認と、現状に合わせた登記の変更をしましょう。

2子供世帯等と相談できていますか?

家主が亡くなったり、高齢となり施設に入所することにより空き家になるケースがあります。
後々トラブルになる前に引き継ぎ方を話し合っておきましよう。

3遺言書は作成していますか?

有効な遺言書とするためにはルールや必要な手続きがあります。司法書士等の専門家に相談しましょう。

4資産管理を考えていますか?

認知機能が衰え判断ができなかったりして、売却できずに空き家として放置されるケースもありますので、元気なうちから考えておきましょう。

5空き家の活用

建物は使うことでコンディションを維持することができます。資産価値の低下も防げます。
賃貸や売買するのは大変では?と思っているかたも、専門家に相談してみるのもひとつの手です。